「画用紙に、自分が実現したい夢を描く」
ラムサの学校に参加した受講生たちが、
いちばん最初に体験するワークです。
配られた画用紙に、おのおのが持参したクレヨンで
自分の夢のビジョンを自由に描いていくのです。
さまざまな国から集まってきた大人たちがニコニコしながら
夢中でお絵描きをする様子は、ほほえましく、
会場中に幸せなエネルギーが集まってくる感じがしました。
愛情や健康を表す「ハート」、喜びを表す「スマイル」など、
画用紙には思い思いのシンボルが並んでいましたが、
圧倒的に多かったのは「札束」でしょうか。
描き終えたら、参加者同士で近くにいる人に自分のカードを預けます。
人からカードを受け取ったら、次々とバケツリレーの要領で
隣りに手渡していくので、カードの行方はすぐにわからなくなります。
いちばん遠くまでたどり着いたら、最後の人たちは東京ドームくらいある
広大なフィールドに出て、張られているロープに
他人のカードを裏返しで吊るしていきます。
(このワークについては、翻訳を引き寄せた話にも書きました)
さて、カードをすべて吊るし終えたら、
参加者は全員、アイマスクで視界をシャットアウトします。
そして、教わった呼吸法をしながら、だだっ広いフィールドに出るのです。
その状態で、それぞれがロープまで歩いて行って、
自分のカードを探し当てなければいけません。
数百枚の中のたった1枚を探し当てるワークですが、
カードが吊るされたロープの位置さえ、まったくわからないのです。
ちなみに、「カードを取る」と表現すると、
先生から叱られてしまいます
「夢に意識を合わせる(フォーカスする)力」を
訓練するワークなので、
「肉体がカードに引き寄せられる」
という感じなのだと思います。
広いフィールドは農地のようにでこぼこで、ぬかるみもあります。
目隠しをして歩くだけでもひと苦労。
大柄な男性とぶつかったら、わたしなどは
1mほども吹き飛ばされてしまいます。
最初は、「こわい」という気持ちを拭うことができませんでした。
どうしても、足元や周囲に意識が向いてしまいます。
しかし、周りでは先生方が大きな声で「フォーカス!」と
口々に言っているので、呼吸法をしながら、
無我夢中で前頭葉に自分のカードを思い描きました。
手にカードが当たっただけでも、とても興奮します。
このときだけはアイマスクを取ってカードを見てもかまいませんが、
ほぼ、99.9%は他人のカードです
ただし、めくったカードがすべてほかの人のものであっても、
自分が描いたものと同じシンボルであれば、
ちゃんと似たエネルギーを受け取っているので、
「核心に近づいている」といわれます。
最初から最後まで、視覚にはいっさい頼れません。
唯一の頼りは、自分のインスピレーション(霊感)だけ。
きっと、あなたもこれまでに直感的なひらめきを感じて、
何かを決断したご経験がきっとあるはずです。
目に見えるもの――、わたしたちの視界は脳の補正によって
成り立っているのをご存じでしょうか。
目をどれほど素早く動かしても視界がブレないのは、
脳が補正をしているからです。
優秀な機能ですが、じつは「ありのまま見(え)ていない」部分も
たくさんあるのです。
普段、わたしたちは、その「不確かな視覚情報」に
どれほど頼り切っていることでしょう。
ラムサの学校では、視界からの先入観をなくすために、
アイマスクを多用します。
既成の価値観や目に見えるものに頼らないで、
誰もが奥底に秘めているインスピレーションを磨く方法を、
徹底的に教えられました。
ネット回線が不調で、アップまでに間が空いてしまってごめんなさい
長くなりましたので、この続きはまた次回に!
いつもありがとうございます。愛を込めて
あなたが願う 愛と幸せは現実になる (波動を高める瞑想CD付き) [単行本]
佐野美代子 廣済堂出版 2015-05-08
↓ぜひ、クリックをお願いします
応援ありがとうございます!