アイマスクをして広大なフィールドを歩き回っていると、
気持ちが惹かれる方向、自然と足が向く方角が定まってきます。
それは、心の奥底にある静謐な場所から湧いてくる
大きな力に導かれるような経験でした。
しかし、初めての参加者たちにとっては、
ハードルの高い訓練であることは間違いありません。
あまりにも当たらないので、その場で泣き出してしまう人もたくさんいました。
見事、自分のカードを引き当てた人は、それはもう大興奮です。
「I got it !(当たった!)」と叫び、飛び跳ねています。
涙声の絶叫が聞こえてくるたびに、
ほかの人たちは目隠しをしたまま拍手喝采をします。
ラムサの学校には、さまざまな国からあらゆる年齢の人が参加しますが、
人を褒める心と感情の豊かさを感じる瞬間でした。
じつは、わたしも100億円の札束を描いたカードを引き寄せたことがあります!
そのとき、先生に「あなたもこれで大富豪です」と言われたので、
ますます実現する気になれました。
引き寄せたカードは着ているTシャツに貼るのですが、
自作のシンボルを胸に掲げるときは、
この上なくハッピーな気持ちになったものです。
ラムサの学校では内的感覚を覚醒させるために
外界を見てはいけないと指導され、
このワーク以外にもたくさんアイマスクをする機会があります。
目隠しをしながら活動的なワークをするところが、
ラムサの学校のおもしろさの一つだと思います。
たとえば、瞑想や日本の座禅では、視界をシャットアウトしたら
静かに座して内なる世界と向き合います。
でもラムサの学校では、アイマスクをしたまま呼吸法をしたり、
広大なフィールドを動き回ったり、タンク(迷路)に入ったり、
アーチェリーにチャレンジしたりするのです。
上級生になると、テントで生活をする数日間、
いっさいアイマスクを取ってはいけないこともありました。
その日の講習を終えると、そのままの状態で、
数百個並んでいるテントから自分のテントを探し当てるのです。
自炊も、目隠しをしたままで行います。
迷い込んだ他人のテントで過ごす人もいたようです。
こうした視界に頼らない訓練を熱心にしていくと、
内なるパワーが解放されて、サイキックになっていくのです。
ラムサの学校では、「前世での仲間」だという
女性との出会いもありました。
2006年にハワイで行われたワークに参加したときのことです。
同じ参加者だったカナダ人の女性が、とても親切にしてくれました。
彼女は出会ったときから親しみを込めたやさしいまなざしでわたしを見つめ、
キャリーケースを持ってくれたり、さりげなく気配りしたりしてくれたのです。
その人は、笑顔でわたしに言いました。
「あなたに会えて、とてもうれしいわ。
あなたを初めて見たときからとっても懐かしい感じがするの。
あなたは、わたしと一緒にレムリアの時代にラムサの教えを受けていたのよ!」
真偽のほどはわかりませんが、
確かにわたしも彼女に慣れ親しんだ人に抱くような信頼感を覚えたのです。
また、ラムサの学校自体が、なんともいえず懐かしくて、
どうしようもなく心が惹かれます。
間違いなく、わたしは遠い昔にラムサの近くにいたのだろうと直感しました。
年を重ねるごとに制限だらけになる思考を解放して、心から自分を信じること。
思考と意識と感情の力を使って、思い通りの素晴らしい人生を創造すること。
ラムサの学校では、そうした人生の真理をたくさん学ぶことができました。
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