世の中には、さまざまなタイプの人がいますが、
概して、人間はネガティブになりがちなものです。
それは、なぜでしょうか?
わたしたちは、お母さんの胎内にいるときから、
これまでにずっと、いろいろな波動を受けています。
残念なことに、それはネガティブなものが多いのです。
でも、ネガティブな波動を浴び、影響され続けているからこそ、
ポジティブなものの見方の素晴らしさや、
波動を高める必要性に気づけるのかもしれません。
もしも、ポジティブな波動しか存在しない世界に暮らしていたら、
その明るさに感動することはないのではないでしょうか。
わたしたちがネガティブになりやすい環境にいるのは、
「人生を通じて波動をコントロールするトレーニングができるように」
と、大いなる存在が世界を構築なさったからではないか、とさえ思えます。
たいていの人は、すごく心配性ですね。
成長するにつれて、未来のことを心配する癖が備わってしまうのです。
「こんな職業に就いたら、結婚できないだろう」
「がんは再発するはず」
「またスケートで転んだらどうしよう」
「大事なイベントの日に、大雨が降るかもしれない」
「緊張して仕事のプレゼンテーションに失敗したら…」
いかがでしょう、なんて想像力が豊かなのだろうと思いませんか?
だって、まだ起きてもいない未来のことなのですよ!
そう、人はとても想像力が豊かです。
その持ち前の想像力を活かして、
ポジティブに明るくイメージすれば――。
引き寄せの法則は、強大な威力を発揮することでしょう。
これまで、わたしにも大きな試練がたくさんありました。
人生を振り返ると、決して順風満帆ではなかったのです。
しかし、落ち込む度に、必ず親身になってくれる友人が現れました。
失意の底にあったときに、ある方から紹介された人とは、
人生で最高のご縁となりました。
いつもそうなのです。
どん底で必ず救世主が現れてくれるのです。
ですから、そうした人生の深淵に行き着かないと、
自分を本当に大切にしてくれる人に気付かないのではないか、
と考えるようになりました。
いまでは落ち込む経験をありがたいと思っています。
そのとき、「魂の友」がわかります。
それにしても、なぜ、いつも救世主が出現するのか?
それは、希望を捨てたことがないからです。
たとえ深海に沈み込むような絶望感を味わっても、
わたしはいつも心のどこかで、
「でも、なんとかなる」と信じていました。
そして、なんとかならなかったことは一度もありません。
どんなに、もうダメだ、と思うようなことがあっても、
いつか必ず光は射します。
そのことを、疑わずにいましょう。
「でも、なんとかなる」
わずかでも、そう楽観する波動を放射できると、
助けてくれる人物や出来事を必ず引き寄せます。
いつもありがとうございます。スイスより愛を込めて
あなたが願う 愛と幸せは現実になる (波動を高める瞑想CD付き) [単行本]
佐野 美代子 廣済堂出版
2015-05-08
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