ゼオライト、汚染水対策に=放射性物質吸着、冷却再利用も−
福島第1原発・東電
福島第1原発事故で、東京電力は16日までに、
海中の放射性物質が拡散するのを防ぐため、
「ゼオライト」という鉱物を取水口付近に投入した。
放射性物質の吸着効果が確認されており、
今後、建屋内の水の汚染軽減に活用することも検討している。
ゼオライトは、1979年の米スリーマイル島原発事故でも
汚染水の除染に使われた。
微細な穴を多数持ち、1キロ当たり、放射性セシウム6グラムを
吸着することが、東電が海中で実施した試験で確認されている。
東電は汚染水拡大を物理的に防ぐ水中カーテン「シルトフェンス」に
加え、ゼオライト100キロを詰めた縦、横、高さ各80センチの
大型土のう3袋を取水口付近に投入。
このほか計7袋を用意しており、17日以降も投入を継続する。
東電は今後、投入したゼオライトの吸着効果を詳しく分析。
原子炉冷却のため注入した水や、タービン建屋などにたまった水の汚染をゼオライトで軽減し、冷却に再利用できるか検討する。
(2011/04/16-06:08)
時事ドットコムより
ゼオライト 紹介サイト
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